松岡経塚出土品里帰り展示 山田地区モデル事業 『湯沢の文化財展』
京都国立博物館が所蔵する「松岡経塚出土品」を、この機会にぜひご覧ください。
市では「湯沢市文化財保存活用地域計画」を令和元年度と令和2年度の2か年で作成予定です。文化財保存活用の意識を浸透していくため、地域と市が協働で文化財の保存活用に取り組むモデル事業を実施します。
また、今回、京都国立博物館が所蔵する「松岡経塚出土品」の里帰り展示を行います。「松岡経塚出土品」はモデル地域である湯沢市山田地区の松岡経塚遺跡より出土した、平安、鎌倉時代の遺物です。
入場無料です。ぜひご来場ください。
期間
令和3年3月23日火曜日から3月28日日曜日まで
時間
午前9時から午後5時まで
ところ
湯沢文化会館 1階展示室 (湯沢市字沖鶴103-1)
入場料
無料
主催
湯沢市教育委員会
事業主体
松岡平安の郷史跡保存会
講演会
3月27日土曜日 午後1時30分 「松岡経塚と都の文化」
講師 京都国立博物館上席研究員 宮川禎一
座談会
3月27日土曜日 午後3時 「文化財保存活用地域計画とまちづくり」
コーディネーター・パネラー 湯沢市文化財保存活用地域計画作成協議会委員
松岡経塚とは
松岡経塚遺跡は昭和29年4月に発見されました。発掘調査の結果、塚内からは、寿永三年銘銅製経筒(じゅえいさんねんめいどうせいきょうづつ)、建久七年銘銅製経筒(けんきゅうななねんめいどうせいきょうづつ)残欠、銅製経筒(どうせいきょうづつ)残欠、鍍金唐草文魚子地経筒(ときんからくさもんななこじきょうづつ)、土師器壺(はじきつぼ)、須恵器甕(すえきかめ)残欠、片口鉢(かたくちはち)残片、洪武通宝(こうぶつうほう)1枚、鉄製刀子(てつせいとうす)3点が出土しました。建久七年銘の経筒には「藤原女人」の文字が刻まれております。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて、経塚を築き経筒を埋納できる権力層がこの地に存在したことを示す貴重な遺構です。
お問い合わせ先
湯沢市教育委員会事務局 教育部 生涯学習課 文化財保護室
電話 0183-55-8193 FAX 0183-72-8515
メールアドレス k-bunkazai@city.yuzawa.lg.jp