ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

川連漆器の沈金・蒔絵体験

印刷用ページを表示する 更新日:2021年3月26日更新
<外部リンク>

川連漆器の写真

 

川連漆器は今から800年ほど前、稲庭城主・小野寺重通の弟・道矩公が、家臣の内職として刀の鞘や鎧など武具の漆塗りを行わせたのが始まりとされています。江戸時代には椀や膳、重箱など幅広い漆器が作られるようになり、沈金、蒔絵の装飾なども加わりました。昭和後期には家庭や旅館などでも漆器が使われるようになり、昭和51年(1976)には国の伝統的工芸品に認定されました。

 

800年続く伝承の技から生まれる川連漆器

川連漆器伝統工芸館では、国指定の伝統的工芸品である川連漆器について詳しく紹介しています。資料を見学できるほか、沈金や蒔絵といった、貴重な体験もできます。

 

艶やかな沈金体験に挑戦!

沈金体験の写真

 

沈金とは、カンナと呼ばれる沈金刀で漆器の表面に模様を彫り、そこに生漆をすりこんで、金箔を置き、ふき上げる技法です。まずは下絵を器に写していきます。

 

沈金体験の写真2

 

側彫り用のカンナで輪郭を彫り、毛彫り用カンナで輪郭の内側や陰影など細かい部分を彫り進めます。

 

沈金体験の写真3

 

彫った部分に漆を刷り込み、金箔を置き、上質和紙で余分な金箔を拭き取って仕上げます。

 

沈金体験の写真4

 

美しい金色の細工が施され、世界に一つだけのコースターが完成!

 

沈金体験の写真5

 

いろいろなデザインを参考に挑戦してみましょう。

 

 

職人さんの伝統の技を間近で見られる

展示販売コーナーの写真

館内には展示販売コーナーがあり、常時1400点以上の品揃え。箸やお椀をはじめ、テーブルやタンスなどさまざまな川連漆器を揃えています。2階には歴史資料館があり、歴史資料とともに川連漆器の原材料や道具、作業工程のパネルなどを展示。日によっては職人さんの実演が行われているので、繊細で美しい匠の技をぜひ間近で見学しましょう。

 

職人の作業風景の写真
艶やかな沈金彫りが漆塗りを引き立てる

 

美しい沈金作品の写真
浅彫りによって生まれる繊細で立体感のある沈金

 

蒔絵を描く職人の手元の写真
繊細な匠の技から美しい器が生まれる蒔絵

 

 
物件名 湯沢市川連漆器伝統工芸館
読み仮名 ゆざわしかわつらしっきでんとうこうげいかん
電話番号 0183-42-2410
住所 湯沢市川連町字大舘中野142-1       
交通 湯沢横手道路湯沢ICから車で15分
料金 見学無料(沈金体験、蒔絵体験は1人2750円、要予約 ※1~2人の場合は料金が異なります。)
見学時間 9時から17時
定休日 木曜、12月31日から1月5日
駐車場 大型車2台/普通車19台