本文
硫黄泉の匂いが漂う秘湯、泥湯温泉でリラックス♪
奥山旅館が、2019年にリニューアル。秋田杉や古材を使った本館は、情緒あふれる空間に生まれ変わりました。山々を眺める大露天風呂に浸かり、秘湯ムードを満喫しましょう。
白濁した温泉に浸かって大地のエネルギーを実感
宮城県と秋田県の県境に湧き、開湯1200年ともいわれる山懐の秘湯。昔、病に苦しむ乙女が透明な湯に入るのをためらっていたところ、天狗が現れ、米のとぎ汁のように白く濁してくれたという伝説が残っています。
ここで取り上げるのはブナの原生林に囲まれた奥山旅館です。2019年にリニューアルし、本館や温泉棟の館内は趣のある雰囲気はそのままに、館内は清潔感にあふれ、より魅力的になりました。日帰り入浴もできるので、ゆざわジオパークの散策途中にも気軽に利用できます。
2016年に火災で全焼したが、秘湯ファンの要望に応えて営業を再開
入口には飲泉できるスポットもある
荒涼とした岩肌を背にたたずむ温泉棟。ここが男女別露天風呂の入口
野趣あふれる大露天風呂は宿の名物
奥山旅館には異なる源泉を引いた「新湯」、「天狗の湯」、「川の湯」という3つの湯があり、1度に3種類の湯を楽しむことができます。
まずは男女別の大露天風呂へ。広々とした湯船は開放感にあふれ、湯に浸かると周辺の木々の緑や荒涼とした山肌を眺めることができます。湯量豊富に注いでいるのは「新湯」。白濁した湯はさらりとして心地よく、硫黄泉独特の香りが秘湯に来たことを実感させてくれます。
巨石を配した湯船の周辺には野趣あふれる風景が広がる
湯底の泥はなるべく排除し、代わりに砂利が敷いてあるので足裏に心地よい
天狗の湯が注ぐ混浴の露天風呂へ
混浴の露天風呂には高低差をつけて配した2つの湯船があり、どちらも硫黄温泉の「天狗の湯」がかけ流しになっています。天然の湯がそのまま注がれるので、日によって熱かったりぬるめだったり、湯の温度が違うのも特徴です。
宿泊用の本館には8室の客室のほか、檜風呂が付いた特別室もあります。秘湯ムードあふれる湯で心身を癒したあとは、山菜や皆瀬牛など地元の素材を使った夕食を堪能できます。
混浴露天風呂には屋根が付いているので雨の日でものんびり
物件名 | 泥湯温泉 奥山旅館 |
---|---|
読み仮名 | どろゆおんせん おくやまりょかん |
電話番号 | 0183-79-3021 |
住所 | 湯沢市高松字泥湯沢25 |
交通 | JR湯沢駅から車で40分 |
駐車場 | 20台 |