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犬っこまつり
約400 年の歴史をもつ、由緒ある犬っこまつり。しんしんと降り積もる雪の中、犬っこ神社やお堂っこに明かりが灯り、ファンタジーな世界へと誘う冬らしいお祭りです。県内外から愛犬家が集う、ユニークなイベントにも注目です。
2023年公式ホームページはこちら <湯沢市観光物産協会ホームページ「犬っこまつり2023」><外部リンク>
県内外から観光客が訪れる湯沢の冬の風物詩
かわいらしい犬っこの雪像は記念撮影スポットにもなります
犬っこまつりは約400年もの長い間続くといわれる湯沢地方の民俗行事です。例年2月中旬の土曜日・日曜日の2日間にわたり、メイン会場となる湯沢市総合体育館周辺をはじめ、湯沢市中心商店街などでさまざまなイベントを開催。2020年には県内外から16万人もの来客があった、湯沢市の冬を代表する一大イベントです。(2021年、2022年は、どんど焼きのみ開催)
小さな犬っこを祀って厄除けや安全を願う
しんこ細工の犬っこは犬っこまつりで販売されます
犬っこまつりの歴史についてご紹介しましょう。かつて白昼堂々と人家を襲う「白討(はくとう)」という大盗賊がいましたが、湯沢市の殿様がこれら一味を退治し、再びこのような悪党が現れないようにと、米の粉で小さな犬っこや鶴亀を作らせ、旧小正月の晩に家の入口や窓にお供えして祈念しました。その伝統が今も受け継がれ、現在は雪で作ったお堂の中にしんこ細工の犬っこを置き、お餅や甘酒などをお供えするようになりました。
幻想的なキャンドルイベントは必見
ひとつひとつのキャンドルに願い事や絵が描かれているのがわかります
柳町商店街内では、約1000個のローソクがともされるキャンドルナイト「千の雪灯り」が行われます。会場には子供たちの願い事や将来の夢などが描かれたメッセージキャンドルが並び、夕方になると幾重にもなった美しい光りの輪が現れます。闇夜にゆらゆらと浮かぶ無数の灯りは、とても幻想的です。当日、会場では観光客の方々もメッセージキャンドルへの書き込みに参加できます。
犬っこ神社で愛犬の健康を祈願しましょう
メイン会場には雪で作られた犬っこ神社が、広場や道路沿いには大小さまざまなお堂っこが作られます。夜にはお堂にろうそくが灯り、雪国ならではの郷愁あふれる風景が見られます。祭りの2日目に犬っこ神社で盛大に行われるのが「愛犬祈願祭」。2020年にはなんと約500頭もの犬が集まり、愛犬の長寿と健康を祈願しました。個別にご祈祷とお札、お守り、お神酒セットなどをもらえる「個別犬っこ祈願」(料金別途)も行っています。
「愛犬祈願祭」では愛犬と一緒にご祈祷を受けられます
犬っこ神社の近くにあるLED照明で彩られた「願わくの桜」
メイン会場では多彩なイベントが盛りだくさん
夜空を彩る冬花火に歓声があがります
初日の夜にはメイン会場のステージで太鼓演奏などの演目が行われ、その後冬花火が打ち上がります。真っ白な犬っこやお堂っこの上空を艶やかに彩る冬花火は見事です。犬っこまつり期間中には民俗芸能発表会や、餅つき大会、川連漆器総合展示会、郷土物産即売会など、湯沢市ならではの多彩なイベントが開催されています。
物件名 | 犬っこまつり |
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読み仮名 | いぬっこまつり |
電話番号 | 0183-73-0415(湯沢市観光物産協会) |
住所 | 湯沢市沖鶴140(湯沢市総合体育館など) |
交通 | JR湯沢駅から車で6分(期間中はシャトルバスあり) |
駐車場 | 500台(主会場臨時駐車場) 1,000台(シャトルバス発着臨時駐車場) |