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令和5年5月、海外における麻しんの流行が報告されており、国内においても感染者が出ています。
麻しんは、感染力が非常に強く、発症してしまってからでは特別な治療法がないため、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)を行うしかなく、合併症も多い重症疾患です。
しかし、予防接種を2回受けることで、ほぼ全員が免疫を得ることができます。
定期予防接種を受けているか確認してください。未接種の場合は、早めに接種しましょう。
※定期予防接種の対象
妊娠中に麻しんに罹ると早産や流産の危険が高まります。妊娠中は、予防接種を受けることができないので、人混みを避けたり、家族など周りの方が予防接種を受けたりして、感染を予防しましょう。
麻しんの予防接種歴を母子手帳で確認し、2回接種していない方は、予防接種を受けることも検討してください。