本文
地域に子どもが少なくなったことで、出産や子育てをイメージできないまま大人になり、親になって悩むケースも増えてきています。
この事業では、中学生と乳児の母親との対面式交流会を実施しています。
赤ちゃんの成長発達について話を聞いた後、小グループに分かれ、抱っこや遊びを通して交流を深めていくことで、参加している赤ちゃんの成長発達を肌で感じてもらうことや、子育て中の親の喜びなども身近に聞くことができます。
1年生の生徒と、7か月から11か月の赤ちゃんとお母さんたち4組が参加しました。赤ちゃんの身体や運動機能の発達、心の成長についての話を真剣に聞いていた生徒たち。湯沢市の少子化問題にもふれ、13年前に生まれた自分たちと昨年度の出生数を比べて、驚く姿も見られました。
赤ちゃんとのふれあいコーナーでは、アコーディオンのおもちゃの音を鳴らして赤ちゃんを喜ばせてくれたり、グループ全員が赤ちゃんと同じ姿勢で遊んでくれたりし、どのグループからも「かわいい」「僕も赤ちゃんが欲しい!」という声が聞かれました。
この授業を通して、生徒全員が子育ての楽しさや大変さ。自分もこうして大きくなったことを感じ、「家で、自分が赤ちゃんだった時のことを聞いてみたい」「改めて、ありがとうを言いたい」などの心温まる感想がきかれました。今日の授業の感動を心の片隅にしまっておいてほしいと願っています。
抱っこだよ~!
このおもちゃ、楽しい!
みんなで、赤ちゃんと一緒!
お母さんのお話を聞いています!
全員集合!
1年生の生徒と4組の赤ちゃんとお母さんたちが参加しました。初めは大勢のお兄さん、お姉さんに戸惑う様子を見せていた赤ちゃんたちでしたが、抱っこしてもらったり、おもちゃを手渡してもらったりしながら少しずつ笑顔が見られるようになりました。生徒たちの「かわいい~」「笑ったよ」などの声が飛び交い、教室は和やかな雰囲気に包まれました。お母さんから伺った「子育てをしていて楽しいことや、大変なこと」「1日の生活の様子」などのお話から、子育ての大変さを感じたようです。
また、妊婦ジャケットを身に着けて妊婦体験も行われ、「動くのが大変」「予想以上に重くて、自分のお母さんの大変さがわかった」などの感想が聞かれました。
この授業で学んだことが、少しでも生徒の皆さんの将来に役立つことを願っています。
手遊び「おやつを食べよう」で盛り上がっています!
参加してくれた赤ちゃんとお母さんたちです
抱っこしてくれてうれしい!
お母さんからお話を聞いています
「はい、おもちゃです」
お兄さんとハイタッチ
身長の変化を聞いています
男子生徒の妊婦体験「寝るのも大変!」
楽しい授業でした!
高学年の小学生と中学生を対象に、成長していく赤ちゃんの様子を人形を抱っこしながら体感したり、妊婦体験を通して、自分や人の命の重さを感じてもらう機会を提供しています。
講師は、秋田県助産師会県南地区のみなさんに御協力をいただいています。
5年生の児童と保護者の皆さんが授業に参加しました。「自分にとって一番大切なものは?」の助産師さんからの質問に、「今、頑張っている部活動」「家族や自分の命」などの答えがかえってきました。生命の始まりからこの世に誕生するまでのこと、身体の成長についてのお話を真剣に聞いていました。一緒に授業を受けた保護者の皆さんも、お子さんが生まれた時の感動を改めて振り返ってくださったようです。また、助産師さんが「誕生日は、いのちの記念日です。」と話してくださったことがとても印象的でした。自分を祝うだけでなく、この世に誕生させてくれたお母さんやお父さんに感謝する日でもあることを学びました。「生きているだけで100点満点」という言葉を大切に、一人ひとりが自信をもって大きくなってほしいと願っています。
授業をしてくださった助産師さん
赤ちゃんの成長の様子です
皆さんで一緒に「いのち~」
産声を聞かせていただきました
誕生日は…
生きているだけで100点満点!
1年生の生徒の皆さんが参加しました。助産師さんのお話をしっかりと聞きながら、生命の誕生はまさに奇跡に近いことや、自分自身を大切に生きることを学びました。実際に妊婦ジャケットを着用し、妊婦さんの大変さを感じたり、新生児人形を抱っこしたことで将来の自分の姿をイメージしている生徒さんもいたようです。
助産師の方々
生徒の皆さんもしっかり聞いていました。