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湯沢イクボスリレーVol.5 株式会社北都銀行稲川支店 支店長 小山 満さん

印刷用ページを表示する 更新日:2021年5月6日更新
<外部リンク>

5回目は、佐藤 正明さんからバトンを受けた、株式会社北都銀行稲川支店 支店長 小山 満(こやま みつる)さんです。

株式会社北都銀行稲川支店   (湯沢市川連町)について

事業内容 : 銀行業
従業員 : 12名
経営理念 :
健全経営を進め
地域とともに
豊かな未来を創造します

小山さんの写真

 

支店経営のキーワードは「イキイキ」

 全職員が「イキイキ」と働き続けられる職場づくりを目指しています。
支店経営のマネジメントとして、いつ誰が急に休んでも職場に支障が出ないような配置を行い、休暇を取得しやすい雰囲気づくりを心がけています。
リフレッシュすることで、意欲的に仕事を頑張る!という好循環が生まれます。
 

転勤族の強みはネットワークや人脈づくり

 秋田市出身。家族は、妻と社会人2年目の長男、社会人1年目の長女。単身赴任4年目です。
転勤族の利点は、広い視野を持てることです。ネットワークを活用して、稲川地域の物産を、各地の道の駅などにセールスし、置いてもらっています。
 また、北都銀行はスポーツ振興に理解があり、各種部活動も盛んで、自分も野球部に所属しています。
スポーツは人生のイキイキにつながり、スポーツを通して育まれる人脈やコミュニケーションが、転勤族として知らない土地に赴く大変さを助けています。

ワーク・ライフ・バランスで取り組んでいること   

  1. 部下の私生活とキャリアを応援する
    (子育て、趣味、地域活動、自己啓発など)
  2. 自分もワーク・ライフ・バランスを満喫する
    (ボス自ら仕事×私生活×社会活動等)

 結果、組織目標の達成が得られました。 ~ チームワークの向上、部下のやる気が高まります。既成概念、固定観念から脱却し、優秀な女性や若手が集まりやすくなり、人材力と組織力が向上します。

ボスが頭を切り替えると、組織は変われる!

 北都銀行は、並み居る大企業に先立ち、銀行業では初めての「女性が輝く先進企業表彰」内閣総理大臣賞を受賞しています。
2008年に斉藤永吉頭取が就任以来、組織として発想の転換と行員の意識改革を進めてきました。トップ(イクボス)が頭を切り替え決断すると、ワーク・ライフ・バランスは進みます。
 営利企業なので、利益をあげることが大前提です。「イクボス10か条」(右の関連ファイル参照)は社内で根付いています。組織として成果をあげるための方法です。

女性の活躍を積極的に推進!

 人事部に「女性活躍推進室」を設置し、内部改革を進めています。
旧来、銀行業は男性の職場で、女性は窓口担当という土壌があり、それを切り替えていくのは、たいへんなエネルギーが必要でしたが、今は男女問わずジョブローテーションを行っています。
そのためには基礎づくりがポイントですから、仕事をしながら月1回位のペースで受講できる、

  1. ウーマンカレッジ(女性幹部候補生向け)
  2. イングリッシュカレッジ
  3. リーダー養成大学

という3つの企業内大学で人材育成を積極的に行っており、結果、女性支店長の割合が20%以上になっています。
 また、北都銀行では、「パートさん」を「キャストさん」と呼んでおり、頭取の企画で、休日に「ランチミーティング&セミナー」を開催するなど、キャストさんの存在を大切にしています。キャリアアップを目指す人には、昇進制度も整備されており、キャストさんから10年で支店長代理まで昇進した女性もいます。
 それら女性活躍の取り組みが、組織全体の底上げになっています。  

稲川地域は、地場産業も誘致企業もすごい!

県内でも、こんなすごい産業のある地域は他にはありません。
事業承継も進んでいるし、特に早いと思います。
銀行として、地域の産業や歴史をサポートしてきた自負があり、これからも支えていきます。

事務所の写真

 

時代を見据えた職人のチャレンジを応援します!

伝統産業も、時代を見据えた販路拡大が大切だと思っています。
「よそ者」の視点で、遠慮なく意見提言をさせていただいいています。
今や、漆器を装飾したおしゃれなガラス食器や、生活スタイルに合わせた現代調仏壇など、若手職人が伝統に裏打ちされた新しい感覚の作品を創っています。
それら地場産業の職人の力を、銀行のグローバルネットワークを生かして発信・サポートし、国内外に紹介していくのが、地域の銀行の役目だと思っています。
伝統産業だからこそ持っている技術を引き出して、ビジネス展開していく、将来性を買って融資する先行投資でもあります。
市に望むことは、人口減のペースの早いこの時代、民間企業がもっとイキイキとなれるような政策です。
企業が活性化したら、若い人の就職口も確保され、個人もイキイキします。

次回のボス

湯沢イクボスリレー第6回目は、社会福祉法人みなせ福祉会 理事長 兼子 賢一さんにバトンをつなぎます。
ご期待ください!