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湯沢イクボスリレーVol.7 北日本索道株式会社 代表取締役 兼子富市さん

印刷用ページを表示する 更新日:2021年5月7日更新
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 7回目は、兼子賢一さんからバトンを受けた、北日本索道株式会社 代表取締役 兼子 富市(かねこ とみいち)さんです。
 働き方や地域貢献などについて、約1時間にわたってインタビューを行いました。

会社について教えてください

昭和44年(1969年)に先代が設立しました。本業が林業なので、素材生産、立木購入、伐採、原木販売やチップ生産を行っており、現在社員は80名います。
経営に当たっては、「前向き」を理念に、山林所有者が元気になる策を考えていきたいと思っています。それが会社の生きる道でもあり、地域の元気にもつながると考えているからです。
休みは、お盆、正月、祝祭日、日曜日、月1回の土曜日休みと有給があります。

兼子さんの写真 
インタビューに答える兼子さん

 

社員は市内の方が多いのでしょうか

6割くらいが市内在住で、4割は近隣市町村在住です。
ここ数年は若い人が毎年入社しており、高卒で入社してくれる人もいます。おかげで20~30代の社員が増え、社員の平均年齢が5年前より2歳も若返りました。
また、年の差があるとなかなか溶け込めなかったり、打ち解けられなかったりすることもありますが、若い人が多いので仲間意識を持ちやすいようです。楽しそうに現場から帰ってくる姿を見ることが多いですね。  

「イクボス行動宣言」をして、変わったことはありますか

昔の考え方では誰もついてこないと思っています。会社の原点は社員であり、若い人は宝です。私は経営を頑張って、成績がよければ社員に還元しています。また、現場に出る社員に対しては、怪我なく会社に帰ってきてほしいといつも思っています。

ワーク・ライフ・バランスについて、心掛けていることはありますか

子どもの関係で休む社員が多いですが、自分が休みたいときに有給を取るのは大変良いことなので、喜んで休みを取ってもらっています。休み明けに頑張ってもらえればそれでいいですから。
先代の時代、山仕事といえば請負だったため、会社の休みはほぼありませんでした。しかし、30年ほど前に社会保険をかけて給料制にするなど、会社の体制を整えました。そうしなければ、この会社も今はなかったかもしれません。

地域貢献として、取り組まれていることはありますか

地域に活気がなければダメだと思っています。何ができるかを考えながら取り組んでいますが、直接結びつく策はなかなかないのが現状です。それでも、地域で仕事ができる状態を維持していくことで地域が良くなると思うので、地域からの雇用機会を最大限生かしたいと考えています。地域から雇用することによって、社員のみならず、家族や地域全体も良くなると思っています。地域と手を取っていくことが大切です。 

これからを担う、若い社員へメッセージをお願いします

仕事で大切なのは「安全」。一人ひとり取り組まなければダメなので、自覚を持って気をつけてほしいです。
また、自分の人生について考えてほしいとも思っています。まだ若いと思っていても、あっという間に時間は過ぎてしまいますから。若いうちは、3日ぐらい休みを取って遊びにいくぐらいでないと。

インタビューに答える兼子さんの写真

「イクボス行動宣言」を手に、社員の皆さんと写る兼子さん(前列左)


 
 常に社員のことを思う、兼子さんの人柄が伝わるインタビューとなりました。
 次は、株式会社北都銀行湯沢支店 支店長 戸田 譲さんにバトンをつなぎます。

兼子富市さんの素顔を社員目線でご紹介!

うちのボスを紹介します


紹介者
柿崎久美子さん、岩井陽子さん

 

柿崎さんと岩井さんの写真

終始笑顔で兼子さんについて話す、柿崎さん(左)と岩井さん

見た目は一見怖そうで強面ですが、義理人情に厚い人です。「社員あっての会社」という思いがあり、仕事に対しては厳しいですが、社員の家族のことまで考えてくれています。社員の家族のことも良く把握されていますよ。
また、社員に還元することがすごく多いと思います。業績は良い時も悪い時もありましたが、自分が良ければよいという考えではなく、いつも社員のことを第一に考えてくれました。今でも、2年に1回、社員旅行に行っています。
そんな社長だから、社員も頑張っています。ここ数年で社員が急増していますし、若い人もどんどん採用しています。
その中でも、今年、お孫さんが入社してくれたことは、すごく嬉しく思っていると思います。早く仕事を覚えて成長してもらいたいと思っていると思いますね。