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当行は平成30年4月、働き方改革に全行挙げて取り組みましょうということで、行動計画を打ち出しました。各支店では、その行動計画に沿って具体な実施内容を記載した宣言書を作成しています。
その内容の一つとして、支店独自に「バースデー休暇」(誕生月に自由に取得できる休暇)と「プレミアム休暇」(個人的なイベントなどがあるときに自由に取得できる休暇)を始めました。
働き方改革は、時間的余裕がなければできないものだと思います。ですから、可能な限り有給休暇を活用してもらいながら、自分磨きや家族との時間を過ごしてもらいたいと思っています。
私たちの仕事はお客様相手の仕事ですから、どうしても定時である午後5時までに仕事が終わらないこともあります。それでも、なるべく定時までに仕事を終えるには、組織としてどういう体制にするべきかということで、個々にタイムスケジュールを作成し、不都合な部分は調整しながら業務を行っています。現在ではすべての行員が概ね午後5時には仕事を終えるようになってきているので、取り組みの成果は上がっていると感じています。
また、業務を調整しながら行うということは、誰でも同じように仕事がこなせる状態が求められるため、個人の業務上のスキルや知識が必要になります。そのため、支店独自に30代までの若い行員を中心とした勉強会を開催しています。任意の勉強会ですが、若手行員は必ず参加してくれます。
現在、湯沢支店には26人が勤務しており、その内18人が女性で、管理職は副支店長1人、支店長代理2人の3人です。本部が主催する研修として、40代までの女性行員を対象にした「ウーマンカレッジ」やキャスト(パート)さんを対象にした「キャストカレッジ」があります。
また、産前産後休暇・育児休業中の方にはタブレット端末を貸出し、常に行内の情報を共有できる体制もとっています。
このように、女性に対する支援はかなり厚いので、それが女性の管理職割合が3割を超え、まだまだ増えている現状に繋がっていると思います。
窓口を担当している子育て世帯の行員が、保育園からの呼び出しなどで急に休まなければならなくなったときでも、フォロー体制が十分できているので、遠慮なく休みを取ってもらっています。
転勤のある仕事ですが、勤務した市町村には発展してもらいたいという気持ちを常に持っています。自治体には審議会や協議会などの委員としてメンバーにいれてもらっていますので、会議に参加する形で自治体運営に携わることができます。
また、民間へは融資という形で支援をしています。様々な事業所がありますので、どうすれば会社が良くなるかといった経営へのアドバイスも丁寧に行っています。
紹介者
石黒慎也さん
行員のことをよく見てくれる、良い上司です。湯沢支店の行員であれば家族構成等はすべて把握しているのではないでしょうか。家族のことを把握していれば、子どものことで休みが必要になったんだななど、すぐ分かりますしね。
また、自身がイクボスであるとともに、私たち部下もイクボスになれるよう育ててくれていると思います。
やると決めたら全力で取り組まれる方です。