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湯沢イクボスリレーVol.12 湯沢商工会議所 事務局長 田原勝彦さん

印刷用ページを表示する 更新日:2021年5月12日更新
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 12回目は、湯沢商工会議所 事務局長 田原 勝彦(たはら かつひこ)さんです。
 企業の相談役として、また地域振興を担う団体としてどのようにワーク・ライフ・バランスの取り組みを進めているのか伺いました。

仕事すべてが地域のために

 地域総合経済団体として、会員企業の経営改善普及事業と地域振興事業の二本柱で仕事を行っています。経営改善普及事業として、中小企業相談所という部署に、経営指導員4名、経営指導補助員2名、記帳の専任職員1名を配置し、会員企業が新たに直面する課題や業界によって異なる様々な経営課題を巡回訪問や電話、来会相談を通じて把握し、適切な支援施策の活用を図りながら、日々指導に努めています。
 また、会員のニーズに合わせたセミナーや研修会を開催しているほか、税理士や中小企業診断士、弁護士などと連携した相談会も開
催しています。
 地域振興事業として、「全国まるごとうどんエキスポ」の事務局を第1回から担っています。全国の出店事業者との交渉もあるので大変な仕事ですが、県内では「七夕絵どうろうまつり」「犬っこまつり」に加えて「うどんエキスポ」も知名度が広く浸透してきていると感じています。うどんエキスポには高校生がボランティアで参加してくれており、今年採用した2名の職員も、ボランティアで参加したときに、商工会議所の仕事を知ってくれたようです。

田原事務局長

笑顔で話をする田原事務局長

有給休暇や振替休日を有効活用

 現在、会員企業は1,050ほどあります。巡回訪問は経営指導員を中心に地区割りし、勤務時間の中で調整しながら回っています。残業が必要になるのは決まっていて、青年部や女性会の活動の時です。部員の皆さんも日中は仕事をしており、会議を夜に開催するため、どうしても残業になってしまいます。会議の翌日は会議内容を確認するとともに、体調を気遣うようにしています。
 有給休暇は1年に20日ありますが、平均10日以上は取得しています。有給休暇は時間単位で取得できますので、子育て中の職員は、学校行事等がある際に時間単位で取得するなど、ライフスタイルに合わせて有効に活用してもらっています。
 事業の関係で土日に出勤した場合は、振替休日として事業終了後1週間以内に取得してもらっています。振替休日を金曜日に取得して3連休にし、ライフを充実させている職員もいますよ。

相談しやすい雰囲気作りを大切に

 仕事の悩みなどは、話してもらわないと前に進まないですし、解決できないので、何でも話せる雰囲気作りをしています。ぶすっとした顔で話しかけづらい上司だと部下は相談しにくいでしょうから、なるべく笑顔でいるようにし、積極的に声を掛けています。相談を受ける時は、他の人に聞かれたくないことも多いと思いますので、個室で1対1で話を聞くようにしています。

女性活躍

 管理職は、事務局長、中小企業相談所長、課長補佐1名、係長2名で、係長の1名が女性です。まだお子さんが小さいのですが、仕事と家庭を両立して頑張っています。管理職になるためには、1ヶ月の研修を2回受けなければなりません。今年からインターネット上で研修が受けられるようになったので、係長になった女性には、そちらで受講してもらう予定にしています

これからを担う若い方へ 

 職員の平均年齢が若くなっていますが、その分経験値が少ないので、知識としてこれから習得する部分が多いと思います。数年後には1人で会員企業に指導できるようになってほしいです。
 男性職員にも、仕事だけではなく家庭も大事にしてほしいです。家庭が上手くいくことによって、仕事も順調にいくという好循環が生まれると思いますし、家族が増えると、それが励みになりますからね。女性職員も、育児休業等の制度を上手く活用しながら、仕事を続けてほしいと思います。
 “「オン」も充実、「オフ」も充実、「ワーク」も充実、「ライフ」も充実”させてもらいたいですね。  
 
 「ワーク」と「ライフ」のバランスを保ちながら、地域活性化に尽力されていることが伝わるインタビューとなりました。
 次回は6月に更新します。

田原事務局長の素顔を部下目線でご紹介! 

うちのボスを紹介します

紹介者 佐藤明日香さん

佐藤さん

 入職してから4年間一緒に働いています。責任感があり、頼りになる上司ですし、話しやすく、相談もしやすいですね。時期によって忙しさが違うのですが、仕事で一杯一杯になった時に相談したら、次の日から早速対応してくださいました。すぐ実行に移してくださるので、相談しようと思えます。
 上司によって職場の雰囲気が変わりますが、田原事務局長は明るい雰囲気を作ってくれます。小さいお子さんのいる女性職員が多く、急に熱を出したという電話が来ることも多いですが、仕事に影響がないように上手く回せる体制を整えてくださっているので、有給休暇も取りやすく、皆さん助かっていると思いますよ。
 今、プライベートで生活が変わるので、そのこともいろいろ相談しています。職場に迷惑をかけてしまうのではないかと思い仕事をやめるという選択肢も考えたのですが、制度を上手く活用して仕事を続けてほしいと話をしてもらい、ありがたいと思っています。