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2024年度(令和6年度)から2028年度(令和10年度)まで
なお、急速な変化を続けるデジタル社会に対応すべく、計画内容については毎年度見直しを行う予定です。
デジタル変革(DX)は、新しいデジタル時代のまちづくりへの挑戦です。
本計画では「人のつながり」の再構築を最重要テーマとして、デジタルの力を活用し、本市の新たな価値を市民の皆さんと一緒に創造していきます。
DXとは、デジタル(Digital)と変革を意味するトランスフォーメーション(Transformation)の造語です。
デジタル化は業務の効率化が目的ですが、DXはデジタルを手段として、デジタル時代に合うように既存の組織や事業・サービスを変革することが目的です。
大事なのはデジタル(D)ではなく、変革(X)です。そして、変革するのは、あくまで人であり、変革しようとする人々の意思です。
また、一人や一つの組織でできることには限界がありますので、市民一丸となって取り組むことが必要です。
湯沢市のDXは、市の最上位計画である総合振興計画の将来像である「人のつながりで磨かれる、熱あふれる美しいまち」をデジタル活用の側面から実現することを目的とします。
また、近年の市民満足度調査において、「人のつながり」に関する課題が多く寄せられています。本計画を実行することで市民満足度の向上も目指します。
本計画は、市の最上位計画である総合振興計画に掲げる将来像の実現に向けて、デジタル活用の側面から取り組んでいくために、本市のデジタル化、DXの施策の方向性を示すことを目的とした個別計画です。
また、官民データ活用推進基本法第9条に基づき市が策定する「官民データ活用推進計画」として位置付けます。
湯沢市のDXを実現するための全体像です。
人のつながりを基盤として、安全・安心で便利な暮らし、笑顔で豊かな暮らしを築いていくことを目指します。
「人のつながり」はDXの基盤です。
まずは、すべての基礎になる市職員のつながりを強化し、市の情報を確実に届けることを目指します。
次に、多様なステークホルダーとの双方向のつながり、最終的にはデジタルを活用して持続可能な地域を支えるコミュニティ・プラットフォームの構築を目指します。
市職員のつながりを強化し、市民のニーズに応じた情報を確実に届けられる仕組をつくります。市外への発信も強化します。
市政に対して簡単に意見が伝えられる仕組をつくり、双方向のコミュニケーションで市民本位の市政を一緒につくることを目指します。
多様なステークホルダーで、持続可能な地域を考え、お互いの暮らしを支え合えるコミュニティを目指します。
安全・安心な暮らしの実現のため、防災DXを推進するとともに、環境対策による住みよいまちづくりを進めます。
また便利な暮らしを実現するため、行政サービスの利便性を向上させるほか、人材育成の観点から小中学校でのDX教育を推進します。
防災力の強化、ゼロカーボンの推進により、安全・安心で暮らしやすいまちづくりを進めます。
デジタルの恩恵を最大限受けられるよう人的デジタル・デバイド対策を進めるほか、人材育成の観点から小中学校でのDX教育を推進します。
便利な暮らしを実現するため、デジタルインフラを整備するほか、行政サービスの利便性向上に努めます。
DXの最終目標は、笑顔で豊かな暮らしを実現することです。
笑顔で暮らすためには心と体が健康でなくてはいけません。
また、豊かな暮らしを実現するため、公共インフラの適正な維持に努め、地域経済の活性化を図ります。
安心して医療を受けられる環境の整備を進めるとともに、個人最適な健康増進対策を推進します。
また、伝統文化を継承し豊かな心を育みます。
公共インフラを維持するため、データとデジタル技術を活用して施設老朽化や技術者不足などの課題に対応します。
豊かな暮らしを実現するため、キャッシュレス化による地域振興を図るとともに、市民所得の向上のための取組を進めます。
湯沢市デジタル変革(DX)推進計画 [PDFファイル/1.58MB]