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本市の下水道事業は、平成17年3月の市町村合併に伴い、合併前の旧市町村が実施していた下水道事業を承継し、「都市の健全な発達と公衆衛生の向上」に寄与し、「公共用水域の水質保全」に欠かすことのできない社会基盤事業として、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業及び特定地域生活排水処理事業の4つの事業を推進しています。
しかし、本市の下水道事業は、事業経営に必要となる3つの経営資源の「ヒト」、「モノ」、「カネ」において、非常に厳しい経営環境に直面しています。
湯沢市下水道ビジョンは、本市の下水道事業が、こうした厳しい経営環境を克服し、将来にわたり下水道サービスの提供を安定的に持続することができるように、今後11年間の目指すべき将来像と方向性、その実現方策を示すものです。
なお、本ビジョンの策定にあたっては、学識経験者や市民の代表者で構成する湯沢市上下水道事業懇談会を開催し、本市の下水道事業の現状と課題を分析し、その課題を解決するために重点的に取り組む実現方策や今後の経営の見通しなどについて、市民の意見や提言を聴取して反映させています。
また、パブリックコメントを実施したほか、公営企業アドバイザーの助言を取り入れて策定しています。