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平成29年9月29日(金曜日)から10月8日(日曜日)まで
12人(団長1人、市内在住の中学生9人、随行職員2人)
早朝、広域交流センター裏に集合した訪問団は、出発式を行った後、家族や学校の先生等に見送られて湯沢市を出発しました。緊張しながらも、ドイツへの旅の期待に胸を膨らませていました。
約13時間のフライトを終え、ジークブルク市に到着したのは、現地時間の9月29日午後9時30分頃。ホストファミリーに温かく迎えられ、ほっとした笑顔を見せる訪問団一行でした。
午前、ケルンを見学しました。世界遺産ケルン大聖堂の堂々とした姿に圧倒され、ケルン大学では古文書の原本を閲覧し、ヨーロッパの歴史と文化に触れることができました。
夕方、訪問団は、在デュッセルドルフ日本国総領事 水内龍太氏に招かれ、公邸でのレセプションに参加しました。これは、湯沢市とジークブルク市の長い交流の中でも初めてのことで、貴重な経験となりました。総領事から、「外交の中で最も重要な役割を担っているのは、今まさに日独交流を実践している皆さんです」との熱い激励の言葉をいただき、身が引き締まる思いの生徒たちでした。
10月4日(水曜日)午前・5日(木曜日)午前、訪問団生徒は、現地の学校で体験通学を行いました。日本の学校との違いを肌で感じながらも、先生やクラスメイトに受け入れられ、新鮮で充実した時間を過ごしました。
午後、訪問団はジークブルク市内を徒歩で散策し、聖ゼルヴァティウス教会や市立博物館を見学しました。
その後、路面電車を利用し、ボンへ移動。楽聖ベートーベンの生家を活用したベートーベンハウス、かつての首都の風格を残した旧ボン市庁舎、のびのびとした雰囲気のボン大学等を見学しました。
見ごたえたっぷりの、ドイツの文化を体感する一日でした。
アンノギムナジウム(ジークブルク市立の8年制中高一貫校)において、訪問団を歓迎する会が初めて開催されました。カース校長の挨拶の後、来賓の方々から祝辞をいただきました。現地の生徒による楽器演奏の余興もあり、これまでにない友好交流の場が実現しました。
訪問団生徒は「栄光の架橋」を合唱したほか、ドイツ語での自己紹介やピアノ演奏、ダンスを披露し、感謝の気持ちをせいいっぱい表現しました。
訪問団がドイツを離れ、日本へと旅立つ日。ドイツ滞在は8日間という短い期間でしたが、真心を込めてもてなしてくれたホストファミリーとの別れを惜しみ、思わず涙を浮かべてしまう場面もありました。
再び長い距離を移動し、午後4時頃、訪問団一行は湯沢市に帰ってきました。出迎えてくれた家族や先生等が見守る中、全員が無事に帰国できたことを、鈴木市長に報告しました。