ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 湯沢たびトップページ > モデルプラン > 湯けむりジオパーク巡りプラン > 湯けむり漂うジオパーク巡りプラン

本文

湯けむり漂うジオパーク巡りプラン

印刷用ページを表示する 更新日:2023年7月19日更新
<外部リンク>

小安峡温泉の写真

 

ゆざわジオパークには太古の噴火によってもたらされた、湧水や温泉、景勝地などがあります。大地のエネルギーを感じ、小安峡温泉で癒される1泊2日のコースです。

 

スタート/JR湯沢駅

公共交通やタクシー利用の場合、JR湯沢駅が起点となります。路線バスのほか1名から利用できる予約制・貸切観光タクシー「こまちシャトル」(6月中旬から10月下旬)も活用しましょう。

 

<次のスポット「力水」まで徒歩7分>

 

13時/佐竹南家の御膳水だった冷涼な「力水」

力水の写真

 

元和6年(1620)、かつて湯沢市役所がある一帯には佐竹南家のお屋敷があり、力水は御膳水として明治25年(1892)ごろまで使用されていました。冷涼な水は地域の人々にも愛され、この水を飲むと力が出るということから、「力水」と名付けられました。環境省の名水百選にも選定され、現在もたくさんの人が水を汲みに訪れます。

 

力水の湧き出しのようす
雪解け水が地中に染み込み、澄んだ湧水になって注いでいる

 

力水木製の看板
中央公園の一角にあり、木製の看板が目印

 

 
物件名 力水
読み仮名 ちからみず
電話番号 0183-73-2156(都市計画課)
住所 湯沢市古館山
交通 JR湯沢駅から徒歩7分
料金 見学自由
駐車場 なし

 

<次のスポット「愛宕鉱泉」まで車で10分>

 

14時/不思議な水が湧く「愛宕鉱泉」

愛宕鉱泉の写真

 

山あいに湧き出る泉は、pHが9.8のアルカリ性で炭酸水素イオンやナトリウムイオンを多く含みます。実はこの水を使って木綿豆腐を煮るとトロトロの湯豆腐ができます。これは愛宕鉱泉に多く含まれるナトリウムイオンにより、豆腐をつくる豆乳の粒子の結びつきが弱まるためです。ただし、飲用には適さないため、必ず煮沸してから使うようにしましょう。

 

案内板の写真
案内板に、pH9.6~9.8のアルカリ性、炭酸水素イオン含有量など水質を詳しく記載

 

 
物件名 愛宕鉱泉
読み仮名 あたごこうせん
電話番号 0183-55-8195(湯沢市 観光・ジオパーク推進課)
住所 湯沢市八森沢山
交通 JR湯沢駅から車で5分
料金 見学自由
駐車場 なし

 

<次のスポット「院内駅周辺」まで車で30分>

 

15時/ジオとヒトの関わりが見える院内駅周辺

院内駅周辺の写真

 

院内駅周辺には、院内の歴史を物語る建造物や、遺跡が点在します。地元で採石された院内石は、レトロな旧院内町役場倉庫や旧院内尋常高等小学校の基礎部分に使われています。また、同じ院内石(凝灰岩)でできた洞窟遺跡が、雄物川の近くにあります。岩井堂洞窟と呼ばれ、大小の洞窟が並んでおり、縄文時代から平安時代にかけて住居として利用されていました。ここでは多くの土器や石器が発見され、国の史跡にも指定されています。

 

岩井堂洞窟の写真
凝灰岩でできた洞窟、岩井堂洞窟

 

 
物件名 院内駅周辺
読み仮名 いんないえきしゅうへん
電話番号 0183-55-8195(湯沢市 観光・ジオパーク推進課)
住所 湯沢市上院内
交通 JR院内駅から旧院内町役場倉庫まで徒歩4分、岩井堂洞窟跡まで20分
料金 見学自由
駐車場 あり

 

<次のスポット「小安峡温泉」まで車で50分> 

 

宿泊/小安峡温泉の旅館で渓谷美を堪能

足湯の写真
無料で利用できる足湯がある

 

市内の見どころを散策したあとは、小安峡温泉へ。皆瀬川の侵食によって形成された小安峡には、渓谷を見下ろすように温泉宿が立ち並んでいます。温泉は江戸初期に開湯し、秋田藩主・佐竹氏も愛したといわれています。宿によっては渓谷を眺める露天風呂や展望風呂があり、新緑や紅葉に染まる渓谷を眺めながら湯浴みを楽しめます。山菜や川魚などの郷土料理も魅力です。

 

多郎兵衛旅館の大浴場「薬師の湯」の写真
多郎兵衛旅館の大浴場「薬師の湯」

 

 
物件名 小安峡温泉
読み仮名 おやすきょうおんせん
電話番号 0183-47-5080(小安峡温泉総合案内拠点施設)
住所 湯沢市皆瀬字湯元5-1
交通 JR湯沢駅から車で45分
駐車場 12台ほど

 

 

9時/「小安峡大噴湯」で大地の息吹を感じる 

小安峡大噴湯の写真

 

皆瀬川が長い年月にわたって川底を削ってできたV字谷で、その高低差は約60 mにもなります。階段で谷底まで下ると、岩の割れ目から「ゴォー」という轟音とともに熱湯と蒸気が噴き出しており、大墳湯とよばれる名所になっています。ほかにも至る所から湯気がでており、まるで大地が呼吸しているかのよう。また、大噴湯周辺では季節ごとに異なる木々の様子も楽しむことができ、特に紅葉は一見の価値があります。

 

岩の割れ目から吹き出すようす
岩の割れ目から吹き出す熱湯は98℃にもなる。やけどに注意!

 

紅葉の小安峡
秋には錦絵のような紅葉が見られます

 

 
物件名 小安峡大噴湯
読み仮名 おやすきょうだいふんとう
電話番号 0183-47-5080(小安峡温泉総合案内拠点施設)
住所 湯沢市皆瀬字新処
交通 JR湯沢駅から羽後交通バス湯沢・小安線で52分、川原湯下車、徒歩2分
料金 散策自由
定休日 散策路は11月中旬から4月中旬は通行止め
駐車場 観光物産館駐車場利用60台

 

<次のスポット「川原毛地獄」まで車で20分> 

 

10時/日本三大霊地のひとつ、「川原毛地獄」へ

川原毛地獄の写真

 

標高約800mにある川原毛地獄は、青森県の恐山、富山県の立山と並ぶ日本三大霊地のひとつに数えられます。駐車場から降りていくと、周囲の景色と異なる真っ白な大地が突如として現れます。火山性のガスや蒸気が噴出し、また風によって運ばれてくる強い硫黄の匂いも相まって、まさに「地獄」を思わせる景色が広がります。この周囲の地下では、いまも火山活動が続いており、「地熱」として広がっています。
注意:火山性ガスは有毒です。通路以外は立入禁止

 

川原下地獄散策路の写真
真っ白な大地が広がる。また、地獄だが散策路は整備されている。

 

火山性のガスが噴き出す様子
地表から火山性のガスや蒸気が噴出し硫黄臭が漂う

 

 
物件名 川原毛地獄
読み仮名 かわらげじごく
電話番号 0183-55-8195(湯沢市観光・ジオパーク推進課)
住所 湯沢市高松
交通 JR湯沢駅から車で50分
料金 見学自由
定休日 11月上旬から5月上旬は冬期閉鎖
駐車場 20台

 

<次のスポット「三途川渓谷」まで車で20分> 

 

11時/あの世とこの世を分ける? 「三途川渓谷」

三途川渓谷の写真

 

三途川渓谷は川の流れによってつくられたV字谷です。この近くで3つの川(津)が合流するため「三津川」と言われていましたが、この奥地に先ほどご覧になった川原毛地獄があることから「三途川」と呼ばれるようになりました。渓谷にかかる三途川橋から川底まで約40mの高さがあり、下を眺めると断崖絶壁が広がります。特に紅葉の時期には素晴らしい景色を見ることができます。上り方向の橋のたもとには閻魔大王と泰山大王が、下り方向には延命地蔵と合掌地蔵の石像が鎮座しており、行き交う人々を見守っています。

 

橋の欄干の写真
橋の欄干には渓谷と紅葉のモチーフが見られる

 

延命地蔵の写真
橋のたもとでやさしくほほ笑む延命地蔵。見守られながら、この世へと戻る。

 

 
物件名 三途川渓谷
読み仮名 さんずがわけいこく
電話番号 0183-55-8180(湯沢市観光・ジオパーク推進課)
住所 湯沢市高松
交通 JR湯沢駅から車で40分
駐車場 なし