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民生委員は、児童に関する相談・支援をする児童委員を兼ねることとなっており、民生委員・児童委員、もしくは民生児童委員と呼ばれています。
地域で安心して暮らすことができるよう、 民生委員・児童委員は、「地域の見守り役」「地域住民の身近な相談相手」「専門機関へのつなぎ役」として活動しています。
PR動画(全国民生委員児童委員連合会作成)<外部リンク>
民生委員・児童委員の中で、子どもや子育てに関する支援を専門的に担当する方を主任児童委員といいます。
民生委員・児童委員と連携しながら子どもの支援に取り組んでいます。
民生委員・児童委員は、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱を受けた特別職の非常勤の地方公務員です。
民生委員・児童委員には、民生委員法により守秘義務が課されており、相談内容や秘密が外部に漏れることはありません。
民生委員法により、民生委員の立場を利用して、政党や政治団体、政治家などの宣伝や特定の候補者への投票依頼を行うこと等は禁止されています。
ボランティアなので報酬はありませんが、活動にかかる電話代や交通費等の必要経費は支給されています。
任期は3年となっており、3年に一度、12月1日に一斉改選が行われます。
民生委員法により、民生委員・児童委員で構成される組織を一定区域ごとに置くことになっており、湯沢市では、湯沢地区、山田地区、三関地区、弁天地区、幡野地区、岩崎地区、須川・高松地区、雄勝地区、稲川地区、皆瀬地区の10地区の民生児童委員協議会で構成される湯沢市民生児童委員協議会を組織し、民生委員・児童委員の活動を支えています。
分類 | 定数 | 委嘱数 | 欠員数 |
---|---|---|---|
民生委員・児童委員 | 187名 | 182名 | 5名 |
主任児童委委員 | 21名 | 21名 | 0名 |
地区名 | 担当区域 |
---|---|
弁天地区 | 下角間、小中嶋 |
雄勝地区 | 小沢(上院内) |
雄勝地区 | 上旭町 |
雄勝地区 | 下幅、山岸、城ノ内 |
稲川地区 | 神明町、中央、縦小路 |
(令和6年7月19日現在)
一人暮らしの高齢者などに対して声かけや安否確認をしたり、地域住民が抱える悩みについて相談に乗るなどし、必要に応じて関係機関へつないでいます。
地域の子どもたちの健やかな成長を支援するため、登下校の時間に通学路に立って見守りやあいさつ運動をしています。
市役所や社会福祉協議会などからの依頼により、地域の高齢者世帯などの状況調査を行っています。
月に1回程度、民生委員・児童委員が地区ごとに集まって定例会を開き、市役所や社会福祉協議会などの関係機関を交え、委員同士での情報交換を行っています。
市役所などが主催する会議や研修会に可能な範囲で参加し、活動に必要な知識の習得に努めています。
50代の息子と二人暮らしですが、息子は長期間ひきこもりのため、無収入状態。私の年金だけで生活していましたが、加齢により身の回りのことが段々とできなくなり、息子の将来が心配です。
市役所や専門機関に情報提供を行い、相談者と一緒に市役所で面談。その結果、息子さんに障がいの疑いがあることが分かり、障がい福祉サービスの利用に繋がりました。その後、障害年金の申請に至りました。
息子さんのサービス利用時には母親が一人になるため、定期的に訪問し、安否確認を行っています。
近所に住む80代の一人暮らしの方に、徘徊などの認知症の症状が見受けられるようになりました。その方の今後の生活が心配です。
民生委員・児童委員から市役所に相談し、面談や訪問などを行った結果、介護サービスの利用に繋がりました。その後、親族や関係機関、地域住民が協力して、本人の見守り体制を構築しました。