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旧院内尋常高等小学校及び校庭の石垣

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

旧院内尋常高等小学校及び校庭の石垣の写真

よみがな

きゅういんないじんじょうこうとうしょうがっこうおよびこうていのいしがき

指定/種別

市指定/建造物

指定年月日

平成16年11月30日

所在地

湯沢市下院内字田用橋60番地1

所有者

湯沢市

時代・年代

明治39年(1906)

概要

木造 二階建 寄棟 鉄板葺 延床面積1,031.20平方メートル

 この建物は、ロマネスク様式の特色であるアーチ型を正面に採用した左右対称の二階建、寄棟造の擬洋風建築である。建設時の基礎部分は、地元の院内石、外壁は秋田杉下見板張り、内部構造材、仕上材とも秋田杉を使用。内壁は、腰下杉板張り、腰上、土壁下地漆喰仕上、二階中央教室間の壁に化粧梁内法が設けられ、可動仕切で一教室として使用したと推測される。小屋組は西洋小屋組で、外部面開口部建具は、外硝子雨戸・内硝子障子の二重構造形式で、雪国に対応した造りである。
 旧院内尋常高等小学校は、明治7年(1874)の創立である。明治37年(1904)に火災で焼失したが、明治39年(1906)に再建され、昭和54年(1979)まで使用されていた。
 校庭石垣の下二層は、院内銀山の※鉱滓(こうさい)が使用されており、銀山の町を物語る建造物として貴重である。

※鉱滓 「からみ」ともいう。鉱石を製錬した後に残る不用物のこと。

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