本文
たいままんだら
1幅
市指定/絵画
昭和52年3月30日
湯沢市表町一丁目5番43号
浄土寺
江戸時代
縦330センチメートル 横235センチメートル 紙本著色
これは、湯沢の商人越前谷治左衛門(えちぜんやじざえもん)が、明和(めいわ)五年(1768)、京都にて買い求め、菩提寺である浄土寺(じょうどじ)に寄進したものである。
当麻曼荼羅とは、本来は奈良県の当麻寺(たいまでら)に伝来する綴(つづれ)織の浄土変相図のことをいうが、浄土信仰の高まりに伴い鎌倉時代以降、当麻寺の原本を転写した図が盛んに制作されるようになり、それらも同様に当麻曼荼羅と通称される。この仏画もその流れを汲むものである。