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木造聖観音菩薩立像

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

木造聖観音菩薩立像の写真1木造聖観音菩薩立像の写真2

よみがな

もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう

員数

1躯

指定/種別

市指定/彫刻

指定年月日

平成7年3月1日

所在地

湯沢市字岩崎字桂沢7番地

所有者

永巌寺

時代・年代

江戸時代

概要

像高171センチメートル 寄木造 玉眼

 左手に未敷(みふ)蓮華を持ち、右手を添える等身大の聖観音菩薩立像で、条帛(じょうはく)、天衣(てんえ)、裳(も)を着用する。肉身金泥(にくしんきんでい)、頭髪群青(とうはつぐんじょう)、髪際緑青(はっさいろくしょう)で着衣古色とする。腰を曲げ、上体を前方に傾ける。このような姿勢は単体で祀られる観音菩薩には見られず、当初は三尊形式の脇侍像であった可能性がある。重たげで、折り返しや衣文線の数が多く、鎌倉時代の作風を範とした江戸時代の作例に頻出する部分が見られ、江戸時代の仏像の典型とされる。
 この仏像は、岩崎の豪商高橋多右衛門(たかはしたえもん)が京都にて買い求め、永厳寺(えいがんじ)に寄進したものである。

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