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刀装 銘出羽秋田住正阿弥伝兵衛作

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

刀装 銘出羽秋田住正阿弥伝兵衛作の写真1刀装 銘出羽秋田住正阿弥伝兵衛作の写真2

よみがな

とうそう めいでわあきたじゅうしょうあみでんべえさく

員数

1本

指定/種別

県指定/工芸

指定年月日

昭和38年2月5日

所在地

湯沢市秋ノ宮字小沢

所有者

個人

時代・年代

江戸時代初期

概要

総長さ115.7センチメートル 柄長さ28.7センチメートル 鞘長さ86.5センチメートル
柄(え) 鮫皮着 白糸組合わせ菱巻(ひしまき)
鞘(さや) 黒塗捻り模様 総金具赤銅磨地(しゃくどうまじ)
鐔(つば) 角丸 ひさご形透し 丸耳大小水玉模様金象嵌(ぞうがん) 耳際鋤下(みみぎわすきさ)げ
目貫(めぬき) 素銅雨龍肉彫(すあかあまりゅうにくぼり)
下緒(さげお) 白緑紫三色平打(さんしょくひらうち)

 初代正阿弥伝兵衛は、慶安(けいあん)四年(1651)に庄内正阿弥家に生まれた鈴木(すずき)伝兵衛重吉(じゅうきち)である。寛文(かんぶん)八年(1668)、18歳で江戸へ出て武州(ぶしゅう)正阿弥の鐔工(たんこう)吉田次郎八(よしだじろうはち)家に4年間師事して技術を習得した。延宝(えんぽう)三年(1675)に秋田藩三代藩主佐竹義處(さたけよしすみ)に鐔師(つばし)として召し抱えられ、約50年間仕えたといわれる。
 この刀装は、数少ない伝兵衛の総拵(そうこしらえ)として貴重で、院内の所預(ところあずかり)であった大山家(おおやまけ)伝来のものである。大山家は、佐竹氏一門で、延宝八年(1680)十一代義武(よしたけ)のとき、三代藩主義處の命により院内の所預となり、明治に至るまで家臣の指揮にあたった。

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