本文
よこはぎおけがわどうぐそく
1領
市指定/工芸
昭和39年3月26日
湯沢市前森四丁目
個人
江戸時代
この具足は、佐竹南家(さたけみなみけ)の旧蔵品で、儀礼用として用いられたものと見られ、制作は江戸時代である。
前立(まえだて)を入れた箱には「燕獅子御立物(つばめじしおたてもの)」「文化(ぶんか)七年午四月仏性院作之」「同年七月十一日湯沢エ達」と記されているが、この前立と籠手(こて)は別注と見られる。また、立物には鍬形(くわがた)を配し、袖の笄金物(こうがいかなもの)につづく水呑緒(みずのみお)の装着など大鎧(おおよろい)的な装飾が見られる。