本文
かいたいしんしょ
5冊
市指定/書跡・典籍
昭和41年6月3日
湯沢市字内舘町
個人
江戸時代
木版墨刷
解体新書は、日本で最初の西洋医学書の翻訳書である。基本的には、ドイツ人医師クルムスの解剖書のオランダ語訳『ターヘル・アナトミヤ』を底本とするが、多数の西洋書も参考にした解剖書である。
本文4巻と解体図1巻からなり、前野良沢(まえのりょうたく)、杉田玄白(すぎたげんぱく)らによって安永(あんえい)三年(1774)に刊行された。また、秋田藩士小田野直武(おだのなおたけ)が平賀源内(ひらがげんない)の紹介で図版の原画を描いている。