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稲庭古今事蹟誌

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

稲庭古今事蹟誌の写真

よみがな

 いなにわここんじせきし

員数

 21冊

指定/種別

 市指定/書跡・典籍

指定年月日

 平成16年2月12日

所在地

 湯沢市稲庭町字南ケ沢

所有者

 個人

時代・年代

 明治37年(1904)

概要

 縦24.2センチメートル 横16.6センチメートル

 佐藤清司(さとうせいじ)が明治37年(1904)、72歳のときに著したものである。「稲庭」の地名の由来や地勢、社寺、民俗、風俗等稲庭地区の事蹟が網羅された書籍である。
 慶長(けいちょう)十九年(1614)と文化(ぶんか)十年(1813)の検地帳による字地名の変遷や、江戸時代後期に川原毛(かわらげ)硫黄山の精錬法を研究した佐藤新兵衛(しんべえ)のこと、稲庭干温飩(ほしうどん)の製造を始めた小沢(こざわ)の佐藤市兵衛(いちべえ)が、元禄(げんろく)三年(1690)に藩主の御用を賜ったことなどが記されている。
 佐藤清司は天保(てんぽう)四年(1833)、稲庭村に生まれ、明治39年(1906)に74歳で没した。郷土史研究家で、神道家としてもよく知られる。この書籍の他に60巻を越える郷土史資料の編集を成し遂げ、湯沢雄勝地方の郷土史研究に大きな指標を与えた。