本文
ぶんかじゅうねんいなにわむらけんちちょう
4冊
市指定/古文書
昭和58年4月15日
湯沢市稲庭町字稲庭
個人
江戸時代 文化十年(1813)
縦32センチメートル 横23センチメートル(4冊とも)
この検地帳は稲庭村の文化十年(1813)に実施された打直(うちなおし)検地帳である。
打直検地とは、後竿(あとざお)のあと、開墾した際や荒廃耕地を復田した際、村ごとに部分的検地があり、特に各村の訴願によって行われる検地をいう。
なお、表題に「平沢小七郎(ひらさわこしちろう)支配所雄勝郡稲庭村打直御検地帳 打口 高久喜左衛門(たかくきざえもん)」とあり、当時、雄勝平鹿両郡の郡(こおり)奉行である平沢小七郎の元、検地役の高久喜左衛門が取り仕切って行われたことがわかる。