本文
けいちょうじゅうきゅうねんおおだてむらけんちちょう
1冊
市指定/古文書
昭和58年4月15日
湯沢市川連町字麓
個人
江戸時代 慶長十九年(1614)
縦31センチメートル 横21センチメートル
この検地帳は、秋田藩が行った計3回の一斉検地のうち、慶長十九年(1614)に実施した中竿(なかざお)の大舘村の検地帳である。舘又左衛門(たてまたざえもん)ほかによる検地帳の控えで、稲川地域に現存する最も古い検地帳である。
検地帳は、近世、年貢の徴収と農民支配を目的に、領主が行った土地の測量調査(検地)の結果(田畑の面積・等級・石高・名請人)を記したもので、年貢賦課の基礎となる台帳である。秋田藩では慶長八年(1603)佐竹(さたけ)氏が入部当初に行った先竿(さきざお)、慶長十九年(1614)頃に行った中竿、正保(しょうほう)四年(1647)から慶安(けいあん)元年(1648)にかけて実施された後竿(あとざお)と計3回の一斉検地を行っている。