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魚形文刻石

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

魚形文刻石の写真

よみがな

ぎょけいもんこくせき

員数

1基

指定/種別

県指定/考古資料

指定年月日

昭和31年5月21日

所在地

湯沢市上院内字小沢115番地 湯沢市院内銀山異人館
(出土地 湯沢市秋ノ宮字山居野地内)

所有者

湯沢市

時代・年代

縄文時代

概要

長径106センチメートル 短径62センチメートル 最厚部35センチメートル 安山岩

 この魚形文刻石は、秋ノ宮字山居野(さんきょの)の標高約400mに位置する稲住(いなずみ)温泉敷地内で発見されたもので、菅江真澄(すがえますみ)の『雪の出羽路(いでわじ)』にも、この魚形文刻石について記されている。
 大きな石の表面には、ほぼ同じ大きさの魚形が長径の中央を境に、左側には3匹、右側には1匹浅く刻まれている。通称サケ石とも呼ばれており、県内各地に同じような刻石があり、縄文時代のものと推定される。
 魚形文は単なる文様として刻まれたものではなく、魚の供養碑、豊かな川の恵みを願ってつくられたものと考えられる。
 縄文人の精神文化を伺い知る資料である。

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