本文
あみだどうけいだいのいたび
5基
市指定/考古資料
昭和46年3月15日
湯沢市上関字鍋ケ沢173番地
個人
鎌倉時代~南北朝時代
正和五年(1316)碑 高さ125センチメートル 幅58センチメートル 白色安山岩
無紀年碑 高さ68センチメートル 幅37センチメートル
無紀年碑 高さ49センチメートル 幅29センチメートル
貞和三年(1347)碑 高さ52センチメートル 幅46センチメートル 安山岩
延文五年(1360)碑 高さ88センチメートル 幅34センチメートル 板状砂岩
東鳥海山(ひがしちょうかいさん)麓、上関字鍋ヶ沢(なべがさわ)の阿弥陀堂境内にある板碑である。5基のうち3基に紀年を刻す。
鎌倉時代後期の正和(しょうわ)五年碑は、上部の月輪にアーンク(胎蔵界大日如来)、その下に紀年を刻す。
貞和(じょうわ)三年碑は上部にキリーク(阿弥陀如来)、その下に紀年を斜めに刻す。
延文(えんぶん)五年碑は上部にキリーク(阿弥陀如来)、その下に銘文と紀年を刻す。貞和、延文は、いずれも南北朝時代の北朝の年号である。
他の2基は、種子(しゅじ)、銘文、紀年とも不明である。