本文
おうえいしちねんひ
1基
市指定/考古資料
平成12年10月26日
湯沢市寺沢字田中地内
湯沢市
室町時代 応永七年(1400)
高さ285センチメートル 幅200センチメートル
この板碑は、上寺沢(かみてらさわ)集落南端の路傍にある県内最大級のものである。
上部にはキリーク(阿弥陀如来)、サ(観音菩薩(ぼさつ))、サク(勢至菩薩)の阿弥陀三尊を刻し、種子(しゅじ)の下に応永七年(1400)三月の紀年を刻す。
菅江真澄(すがえますみ)は『雪の出羽路(いでわじ)』の中で、「路の傍に応永七年三月の碑がある。往来する人たちは、寿永(じゅえい)と読み違えて「寿石(じゅせき)寿石」と呼んで通る」と書いている。