本文
けんむがんねんひ
1基
市指定/考古資料
平成15年3月13日
湯沢市相川字岩ノ沢地内
個人
南北朝時代 建武元年(1334)
高さ78センチメートル 幅76センチメートル 安山岩
この板碑は、旧雲岩寺(うんがんじ)跡と伝えられる相川の畑内にある。
特色ある双式碑で、右側には碑形の線を刻し、その中にキリーク(阿弥陀如来)と蓮台、そして建武元年(1334)八月の紀年を刻す。左側にはバク(釈迦如来)の種子(しゅじ)のみを刻す。
紀年の部分は彫りが浅く見えにくくなっているが、梵字(ぼんじ)はどちらも容易に判読できる。