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建武二年碑

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

建武二年碑の写真

よみがな

けんむにねんひ

員数

2基

指定/種別

市指定/考古資料

指定年月日

平成15年3月13日

所在地

湯沢市相川字中山18番地

所有者

個人

時代・年代

南北朝時代 建武二年(1335)

概要

  1. 左側 高さ172センチメートル 幅140センチメートル 角閃安山岩
  2. 右側 高さ140センチメートル 幅30センチメートル 角閃安山岩

 この板碑は、東鳥海(ひがしちょうかい)神社拝殿に近い民家の敷地内にある。
 左側の大型碑には、上部にキリーク(阿弥陀如来)、サ(観音菩薩(ぼさつ))、サク(勢至菩薩)の阿弥陀三尊を配し、それぞれの梵字(ぼんじ)の下に蓮台を刻す。
 右側の碑には、キリーク(阿弥陀如来)、バク(釈迦如来)を縦に刻し、銘文があるものの、風化が進み判読が困難である。
 昭和49年(1974)の調査以来、無紀年碑とされてきたが、菅江真澄(すがえますみ)の『雪の出羽路(いでわじ)』中山村の項に、「村中ヵに碑二石あり、みな文字亡滅(けち)はて建武二年の文字のみ残りて、加藤九兵衛(かとうきゅうべえ)という家の東にたてり」とあり、紀年を建武二年(1335)とする。

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