本文
いわさきえず
1枚
市指定/歴史資料
昭和52年3月30日
湯沢市岩崎
個人
明治時代初期
縦192センチメートル 横165センチメートル 紙本著色
この絵図は、明治3年(1870)の藩設置当時の岩崎とその周辺を描いたものである。
上方には天ヶ台(あまがだい)を大きく描き、中ほどには山麓に広がる岩崎の町並みと羽州街道を、左から下方には大きく皆瀬川を描く。街道は朱色、水路は青色で表わし、杉沢北端横山付近に一里塚が描かれている。
羽州街道の東方の山手寄りに、藩庁や学館「勅典館(ちょくてんかん)」、武館「維揚館(いようかん)」があり、それらを中心に米蔵、弾薬庫、家臣の屋敷107戸が建ち並ぶ城下町がつくられた。
岩崎藩は、明治3年(1870)2月24日に設置され、明治4年(1871)7月14日廃藩置県により岩崎県となり、同年11月2日秋田県に合併となった。