本文
いなにわむらごうえず
1鋪
市指定/歴史資料
昭和58年4月15日
湯沢市佐竹町1番1号
湯沢市
江戸時代 文化十年(1813)
縦77センチメートル 横183センチメートル 紙本著色
これは、文化(ぶんか)十年(1813)に描かれた稲庭村の絵図である。
中央に皆瀬川を配し、「川向(かわむかい)村田地境七本柳」対岸から五ヶ村堰が取水されていることがわかる。街道は朱色、水路は青色で描き、稲庭村分を緑色、その他隣村は橙色で色分けしている。三梨村境蛇ノ崎(じゃのさき)平居岩、川向村境朝月山(あさづきやま)出石切など村境の目印も記され、また、三梨村の街道沿いに一対の一里塚が描かれている。
裏書には、根本良蔵(ねもとりょうぞう)、林源左衛門(はやしげんざえもん)、佐藤桂(さとうかつら)、遠藤正蔵(えんどうしょうぞう)、小松丹右衛門(こまつにえもん)、高久喜左衛門(たかくきざえもん)ら検地役と、郡奉行(こおりぶぎょう)平沢小七郎(ひらさわこしちろう)の名が記されている。