本文
ごとういつじょしょうとくひ
1基
市指定/歴史資料
昭和58年4月15日
湯沢市川連町字野村9番地
龍泉寺・湯沢市
明治19年(1886)
高さ200センチメートル 幅70センチメートル
この碑は、川連町龍泉寺(かわつらちょうりゅうせんじ)境内入口近くに立つ歌人後藤逸女の頌徳碑である。明治19年(1886)10月、逸女を知る県内有志の人達により建てられたもので、上部には、岩崎藩主であった佐竹義理(さたけよしさと)の篆額(てんがく)「孝婦碑」の文字があり、その下に逸女の生涯とその徳を称える文、裏面には碑を建てるために献金した佐竹義理や逸女の弟子、知人の名が刻まれている。また、この碑文の左右両側に逸女が読んだ和歌も刻まれている。
当初は現在地から15mほど南の十字路付近にあったが、大正末期の県道改修の折に現在地に移された。