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ひゃくまんべんこけし
市指定/有形民俗文化財
平成17年2月17日
湯沢市川連町字大舘
大舘集落
これらのこけしは、大舘集落の供養行事「百万遍」で使用されるものである。15センチメートル程のこけしを数珠状につなぎ、1組150個程度で3組からなる。
死者の弔いのため、かつては、亡くなった日から1週間こけしを手繰り寄せ念仏を唱えた。
江戸時代末期、木地師が木取りの際にできた木片に、故人の霊を悼(いた)み彫像を施し、百万遍(数珠)に取り付け供養したものがはじまりと伝えられ、川連こけし発祥の源といわれている。