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せきぐちささらまい
市指定/無形民俗文化財
昭和39年3月26日
湯沢市関口
関口ささら舞保存会
この舞は、大同(だいどう)年間(806~810)、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が東征の折、左沢(あてらざわ)(現山形県大江町)で見た「麒麟作左楽舞(きりんささらまい)」が霊験著しいことを聞き、当地にも伝えたという。長く受け継がれ、江戸時代には佐竹南家(さたけみなみけ)の御屋敷でも披露したという記録がある。
しかし、昭和初期に舞が途絶えたため、昭和11年と12年の二度にわたり左沢獅子舞の教えを受け、現在のささら舞が復活した。
舞はお囃子(獅子が持つ太鼓・横笛・鉦(かね))と唄掛け(唄と言い立て)、舞手で構成されている。