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いたどばんがく
市指定/無形民俗文化財
昭和59年8月31日
湯沢市皆瀬字板戸
板戸番楽保存会
この番楽は、古代から修験の山として知られる奥宮山(おくみやさん)に、修験者と共に山伏神楽(かぐら)として当地に入ってきたものと伝えられる。
起源は不明であるが、各地の番楽師との交流のもとに狂言的な出し物が入り、その後、源平時代の物語が導入され、現在の12幕の演目に定着した。
番楽は、お囃子(太鼓・横笛・鉦(かね))と唄掛け(唄と言い立て)、舞手の三部門から構成される。演目は神楽的なもの(三島、獅子舞、御神楽(おかぐら)、荒舞)と余興的なもの(御丈師、二重鶏、信夫太夫(しのぶだゆう)、八助爺、牛若弁慶、安珍坊、与川、ところ盛長、曽我兄弟、わらび折、鬼取)の2種類に大別される。