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やくないばんがく
県指定/無形民俗文化財
令和8年3月31日
湯沢市秋ノ宮
役内番楽保存会
この番楽は、秋田・山形・宮城三県の県境にある神室(かむろ)連峰に集う修験者から土地の若者たちに伝えられたといわれる。
舞のしきたり等は、すべて鏑岳(かぶらだけ)神社を中心に執り行われる。最盛期には48幕もの演目があり、二晩をかけて演じたと伝えられる。
お囃子(太鼓・横笛・鉦(かね))と唄掛け(唄と言い立て)、舞手の3部門から構成され、現在は先舞、獅子舞、三番叟(さんばそう)、鳥舞、地鎮舞、千人切り、武士舞、金巻き、わらび折りなどが演じられる。
役内番楽は、他地区に伝承されている番楽に比べ、舞の動作やお囃子のテンポが速く、また、ひとつの基本動作の中に扇の返しや手足、顔の動きに5種類の変化を組み合わせて舞を進めていくため、舞手には強靱な体力が要求される。
本芸能は、神室山への信仰を背景として伝承されている民俗芸能である。鳥海山麓を中心とした、獅子舞を伴い、かつ特別視する番楽の広がりを示す事例としても重要である。