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いちりづか
県指定/史跡
昭和38年2月5日
湯沢市愛宕町二丁目1番56号
湯沢市
江戸時代
指定面積87.86平方メートル
この一里塚は、羽州(うしゅう)街道に築かれたものである。塚上には樹高21.7m、樹齢約400年のケヤキ(槻木)がそびえ、塚の全面に大きな根を張り底部は周囲33mある。
慶長(けいちょう)九年(1604)、幕府は全国の街道に江戸日本橋を基点とする一里塚の設置を命じ、はじめは主要街道に、やがて脇街道へも築かれていった。
現在は街道の西側のみ残っているが、東側にも塚があったことが『湯沢絵図』(市指定有形文化財)で見ることができ、当時は街道の両側に一対をなしていた。また、これより南の一里塚は上関(かみせき)村の北端に、北の一里塚は杉沢(すぎさわ)村北端に築かれていた。