本文
りょうおうぜんじのきょうづか
市指定/史跡
昭和50年4月5日
湯沢市八幡字前田16番地2
八幡集落
江戸時代
この経塚は、元禄(げんろく)十五年(1702)、了翁禅師が郷里を最後に訪問した際、村内に流れる雄物川から千個の石を集め、経文を一字ずつ書いて埋めたといわれる「一字一石塔(いちじいっせきとう)経塚」である。塚の上には「一字一石拝書仏国寺(はいしょぶっこくじ)」(中央・角柱)の文字が刻まれた石塔が立つ。
了翁が恩義を受けた多くの村人や、前年の六月二十七日に起きた雄物川の大洪水「白ひげの大水」で被害を受けた人々の供養をするために築かれたといわれる。