ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
<外部リンク>

本文

小関清水

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

小関清水の写真

よみがな

こせきしみず

指定/種別

市指定/史跡

指定年月日

昭和59年3月13日

所在地

湯沢市院内銀山町

所有者

立石林業株式会社

概要

 この清水は、院内銀山町主鈴坂(しゅれいざか)に静かに湧き出ている。この清水にまつわる伝説がある。
 「元和(げんな)の頃、京都から来た白拍子(しらびょうし)の中に、小関太夫(こせきだゆう)という近江(おうみ)生まれの美しい女性がいた。ある若者が小関を見初め、その思いから床(とこ)につくほどであった。それを知った山師(やまし)のはからいで、やがて2人は夫婦となり幸せな日々を送った。しかし、間もなく小関は病にかかり、回復することなく元和五年(1619)、21歳で生涯を閉じた。
 男は人々の手を借りながら、小関の骨を埋めようと主鈴坂下に穴を掘ったところ清水が湧き出てきた。以来、人々はこの湧水を小関清水と称した。
 明暦(めいれき)元年(1655)、銀山に角左衛門(かくざえもん)という老僧が来て、小関清水の側の石に「南無阿弥陀仏」の名号を刻み供養して立ち去ったという。奇しくも小関三十七回忌の年であった。」
 昭和52年(1977)、主鈴坂下の山崩れのあとを整地中、偶然にもこの小関清水と、「南無阿弥陀仏」の名号を刻んだ石が発見された。

関連情報