本文
うんがんじのしだれざくら
4本
市指定/天然記念物
昭和50年4月5日
湯沢市相川字古館ノ下外
雲岩寺
バラ科シダレザクラ
代表木 樹高22m 目通周囲4.4m 推定樹齢300年
これは、相川の雲岩寺境内に立つシダレザクラである。
雲岩寺は、古くは天台宗の寺院で相川の岩ノ沢(いわのさわ)にあったと伝えられる。しばらく廃寺となっていたが、江戸時代初期に佐竹南家(さたけみなみけ)の菩提寺である清凉寺(せいりょうじ)の末寺として現在地に再興された。南家は寺域の景観を整えるため、常陸国(ひたちのくに)からシダレザクラの苗を取り寄せ植樹させたと伝えられる。
4本とも樹高20mを超え、希にみる豪雪地帯の大桜となっている。