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きそいのもみ
2本
市指定/天然記念物
昭和59年8月9日
湯沢市山田字上堂ケ沢
最禅寺
マツ科モミ属 2本とも 樹高35m 目通周囲4.7m 推定樹齢230年
これは、山田字上堂ヶ沢(かみどうがさわ)の最禅寺(さいぜんじ)境内参道の両側に立つ2本のモミの木である。
「競いのモミ」と呼ばれる2本の大樹は、安永(あんえい)五年(1776)、同寺十八世耕田祖苗(こうでんそみょう)大和尚が、祖心(そしん)、祖光(そこう)の2人の弟子の出世を願い植えさせたもので、その後2人は競って刻苦勉励し、立派な高僧になったと伝えられる。