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石孫本店内蔵ほか4棟

印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月25日更新

内蔵

よみがな

いしまごほんてんうちぐらほかよんとう

員数

5棟

登録/種別

国登録/建造物

登録年月日

平成10年12月11日

所在地

湯沢市岩崎字岩崎162番地

所有者

有限会社 石孫本店

概要

  • 内蔵 土蔵造2階建 鉄板葺 建築面積96平方メートル 明治16年(1883)
  • 2号蔵 土蔵造2階建 鉄板葺 建築面積165平方メートル 明治43年(1910)
  • 3号蔵 土蔵造2階建 鉄板葺 建築面積165平方メートル 明治30年(1897)
  • 4号蔵 土蔵造2階建 鉄板葺 建築面積165平方メートル 明治33年(1900)
  • 5号蔵 土蔵造2階建 鉄板葺 建築面積165平方メートル 大正5年(1916)

 石孫本店は、安政(あんせい)二年(1855)創業の雄勝郡最古の醤油醸造元である。
 醸造蔵の2号蔵から5号蔵は敷地内北から南に道路沿いに並んでおり、雰囲気のある景観をつくっている。明治37年(1904)に洋小屋を用いて建てられた1号蔵は、平成23年(2011)の豪雪と3月の東日本大震災で被害を受け現存していない。
 各蔵には棟札が残されており、施主は二代石川孫左衛門(いしかわまござえもん)、大工棟梁はこの地で活躍した斎藤彦右衛門(さいとうひこえもん)である。内蔵は、腰壁を煉瓦張りとするなど洋風の意匠を取り入れている。それぞれの小屋組とその建築年代に注目すると3・4号蔵は和小屋、2・5号蔵は洋小屋が採用されており、明治から大正にわたる一人の大工の技術変遷を確認することができる貴重な建造物である。

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