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関係人口として湯沢市と多様に関わっている人を紹介します。今回はマルシェで一緒に活動されている2人にインタビューしました。
ゆざわローカルアカデミー受講生の募集をSNSで見たのがきっかけです。私は以前旅行会社で添乗員の仕事をしていたころ、秋田県のお客様に何度も助けていただいた経験があり、いつか恩返しをしたいと思っていました。このプロジェクトを通して、実現できるかもしれないと思い参加しました。
大学生でも地方創生に関わることができるボランティアを探していた時に、インスタグラムで流れてきたゆざわローカルアカデミーの広告を見て初めて湯沢市を知りました。福島出身の自分にとって秋田県は同じ東北として馴染み深く、コロナ禍でなかなか気軽に外出できない大学生活を送っていたこともあり、オンライン上でも秋田湯沢とのつながりを持てることにワクワクしました。
湯沢市にある事業者さんの冊子づくりを行うプロジェクトに参加しました。コロナの影響で現地に赴くことができなかったため、オンラインでのインタビューをさせていただいたのですが、お話を聞いてますます湯沢に行ってみたい、という気持ちが高まりました。その翌年、湯沢でのフィールドワークに参加し、湯沢が好きという共通点を持った仲間たちとも初対面。どこへ行ってもお茶っこを用意してくれ、温かいおもてなしをしてくださる湯沢の皆さんにすっかり心を奪われました。
湯沢市への恩返しがしたい、という想いで、都内や地元で湯沢の美味しいものを紹介するマルシェを何度か開催しています。旬のものをご紹介するために、生産者さんからりんごや野菜、きのこや山菜を送って頂いています。湯沢市のプロジェクトを通じて特に仲良くなった三瓶さんとは年齢が倍近く違いますが、今ではすっかり仲の良い友達です。都内で2人で湯沢マルシェを主催したり、私の地元埼玉で開催したマルシェにも手伝いに来てくれ、湯沢のりんごのおいしさをお客様に一生懸命熱弁したり…生産者さんの想いを知っていて、本当においしいものだからこそ、”知ってもらいたい”という想いが募ります。三瓶さんをはじめ、湯沢を通じて仲間たちと出会えたことにも感謝しています。
2023年1月に開催した秋田湯沢マルシェ
秋田湯沢マルシェで開催したワークショップに参加したみなさま(2023年1月)
木村さんの地元で開催した東北マルシェ(2023年11月)
ゆざわローカルアカデミー3期生として湯沢市内の魅力的な事業者さんにオンライン取材を行い、オリジナルの紹介記事を作成しました。その後2022年の春と秋、2023年の秋の計3回現地に足を運び、オンラインで学んだ湯沢の魅力を実際に体感してきました。他に同じローカルアカデミー3期生の木村さんと共に、2022年10月に東京の世田谷区で「湯沢マルシェ」を開催して一日店主を務めました。
マルシェにむけて準備(2022年10月)
マルシェ開催後の記念撮影(2022年10月)
参加者と秋田の話題で楽しみました(2023年11月)
とにかく人が温かいということ、これに限ります。せっかくご縁ができた湯沢市を応援するために何かできることはないか…と心を動かされたのは、どこを訪ねても温かいおもてなしをしてくれたからです。
実際に湯沢で体験した山菜やりんごや水耕栽培レタスなどの豊かな自然が生み出す作物の収穫、だまこ鍋作りや直売所での買い物などは食べることが大好きな自分にとって喜びそのもので、時間を忘れてはしゃいでいました。また、木村さんと一緒に東京で開催したマルシェでは、これまで湯沢に馴染みがなかったお客様に、自分たちが用意した湯沢の特産品やグルメの魅力が伝わっていく喜びとやりがいを感じることができました。木村さんとの繋がりのように、湯沢を通じて出会った沢山の方々のあたたかいご協力とご縁は宝物です。
今後もりんごの収穫や何かをお手伝いできる時期に湯沢を訪れたいです。今まで遠方に行くときは食や観光地を目指していくことが多かったのですが、湯沢では”人に会いに行く”というのが大きな目的です。湯沢のものを紹介するマルシェも続けていき、湯沢の魅力を伝えていきたいです。私は世界各地で親しまれている軽食をつくり提供しているので、いつか湯沢で開催されるイベントでも出店してみたいです。
年に一回は湯沢に訪れたいです!りんご収穫のお手伝いや山登りや湯沢のあたたかい方々とのお話を通じて自分が感じた魅力を、SNS発信やイベント企画という形で小規模でも良いので伝えていけたらと思っています。また東京で行われる湯沢イベントに足を運んだり、湯沢市産のものを見つけたら購入したりするなどしながら、離れていても応援隊としてつながりを大切に保っていきたいです。
りんご収穫(2023年11月)