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里親制度について

印刷用ページを表示する 更新日:2024年2月26日更新

里親制度とは

 家庭で暮らすことのできないさまざまな事情を持った子どもたちを保護者に代わって養育する制度が「里親制度」です。

 現在、日本では親と離れて暮らす子どもたちが約42,000人いるといわれています。そのうち里親のもとで暮らすことができている子供はほんの一部であり、残りの多くは乳児院や児童養護施設において集団生活をしています。

 この制度においては、このような親と一緒に暮らすことのできない子どもを家庭の一員として迎え入れ、愛情を込めて育ててくださる方を募集しています。

 

里親の種類

 里親は、対応する子どもの特性、子どもとの関わり方、里親の希望などに合わせて次のように分類され、それぞれに手当や生活費などの支援が設けられています。

 

養育里親

 養子縁組を目的とせずに、要保護児童を預かって養育する里親です。基本的には、実親の元で暮らすことができるようになるまで養育します。原則18歳までですが、子どもの大学進学などを理由に延長するケースもあります。

 

専門里親

 養育里親のうち、虐待された子どもや非行等の問題を有する子ども、身体障害や知的障害など、一定の専門的ケアを必要とする子どもを養育する里親です。実家庭への家庭復帰や家族再統合、自立支援を目的としています。

 一般的な養育里親よりも難しい養育であるので、専門的な研修を受けることが必要です。

 

養子縁組里親

 保護者のない子どもや、実親が親権を放棄する意思が明確な場合など、家庭での養育が困難な子どもの養子縁組を前提とした里親です。

 

親族里親

 実親の死亡や行方不明などにより、祖父母やきょうだいなど3親等以内の扶養義務のある親族が子どもを養育する里親です。児童の精神的な負担を考慮し、養育里親よりも親族里親を優先されることが多くなります。

 

その他の里親

 上記のほか、「季節里親」や「週末里親」と呼ばれる短期の受け入れの形もあります。

 正月や夏休み・週末など期間を限定し自宅に迎えるもので、養育里親として子供を長きにわたってずっと家で育てていくことに不安を感じる方や、試しに短期間の受け入れを経験してみたい方は、まずはこちらから始めてみるのがよいかもしれません。

 

里親になるためには

 里親になるために特別な資格は必要ありませんが、いくつかの要件を満たしていることが必要です。

里親の要件

  1. 子どもの養育についての理解及び熱意と、子どもに対する豊かな愛情を有していること
  2. 経済的に困窮していないこと
  3. 里親になることを希望する方及びその同居人が、次に当てはまるものであること
    • 児童虐待や子どもの福祉に関し著しく不適当な行為をしていないこと
    • 禁固以上の刑に処せられ執行中(猶予含む)でないこと
    • 児童福祉法、児童買春、児童ポルノにかかる行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律などにより、罰金の刑に処せられ執行中(猶予含む)でないこと

 

里親の登録

 里親になるためには「里親の登録」が必要です。登録には里親に関する研修の受講が必要であり、秋田県では毎年2回(前期・後期)の里親研修を実施しています。受講料は無料です。

 >> 秋田県里親研修のご案内 <<<外部リンク>

 

研修に対するお問い合わせ 秋田赤十字乳児院(フォスタリング係) 電話018-884-1760

 

まずは最寄りの相談所にお問い合わせください

里親に興味がある方、もっと詳しく知りたい方は

  • 秋田県南児童相談所 電話0182-32-0500

 

外部リンク

里親制度等について【こども家庭庁HP】<外部リンク> ・・・里親制度の概要など

秋田県の里親制度紹介【秋田県HP】<外部リンク> ・・・里親になるための手順紹介など

秋田赤十字乳児院<外部リンク> ・・・秋田県の里親制度の総合案内窓口