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はくさんじんじゃしゃでん
1棟
市指定/建造物
平成30年8月8日
湯沢市松岡字聖ヶ沢42番地
白山神社
延享2年(1745)
木造 入母屋造平入
この社殿は松岡の白山山頂付近にあり、秋田県指定有形文化財の女神像(じょしんぞう)を祭る。祭神の造立年代が鎌倉前期と言われることから、社殿の創建もその頃までは遡ると思われる。
現在の社殿は棟札に延享二年(1745)の建立とあり、社殿細部の技法も江戸中期頃の様式を示している。当初の屋根は茅葺と考えられるが、昭和38年(1963)以降は金属板へと葺き替えられている。
菅江真澄の「雪の出羽路 雄勝郡一」の記録によると、古代から山岳信仰に由来する修験道が盛んであった。また、白山山頂とそれに連なる峯には蔵王権現堂や白山権現堂などの修験に関連する社が祀られたことが白山神社が所蔵する棟札からも推測される。