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赤ちゃんの食事Q&A

印刷用ページを表示する 更新日:2025年9月1日更新

赤ちゃんの食に関する悩みを市栄養士がまるっと解決!

これまでに市に寄せられた赤ちゃんの食事に関する疑問や悩みをまとめ、栄養士が回答しました。今後も随時更新していきます。

授乳編

母乳(ミルク)を飲む量が足りていないのではないかと不安です。

しっかり栄養が摂れているか心配になりますよね。まずは成長曲線を確認しましょう。体重が十分に増えていれば心配しなくとも大丈夫です。体重は健診のほか、市役所こども未来課や子育て支援センターでも測定することができます。

母乳(ミルク)の飲みムラがあります。

赤ちゃんは成長に伴い、時間の感覚や満腹感を覚えていきます。機嫌が良いことや、排尿があること、体重がしっかり増加していることなどが確認できれば、心配はありません。
また、授乳と次の授乳の間の時間(授乳間隔)が短いと、赤ちゃんのお腹が空かず、飲む量が少なくなることもあります。様子を見ながら、授乳間隔を3から4時間開けてみてはどうでしょうか。遊び飲みをするなど、時間がかかりすぎる場合は一度飲ませるのをやめて様子を見ましょう。

熱中症や脱水が心配で、母乳(ミルク)以外での水分補給をさせたいです。

暑い時期には心配になりますよね。基本的には、赤ちゃんの水分補給は母乳やミルクだけで十分です。暑い中での外出や入浴後など汗をかいた時が授乳タイミングとずれている時などは湯冷ましを適量(授乳量に影響しない程度)飲ませても良いでしょう。イオン飲料や果汁などを飲ませる必要はありません。

離乳編

数日前から離乳食を始め、おかゆを3口食べるようになりました。ミルクは離乳食を始める前と同じくらい飲みますが大丈夫ですか。

離乳食初期は栄養を主に母乳やミルクから摂っています。母乳やミルクは離乳食を食べさせた直後のほか、赤ちゃんが飲みたい分だけ飲ませます。離乳食が進み、食事回数や量が増えてくると自然と母乳やミルクの量が減ってきます。(ミルクだと残すようになります。)離乳食が進みやすいように、授乳間隔を4時間くらいに統一し赤ちゃんの食事リズムを整えると良いですね。
赤ちゃんの栄養のもとの変化のイメージ図

離乳食を始めた頃はスムーズに食べてくれたのに、最近は口から出したりなめるだけのことが増えました。どうすればよいですか。

離乳食初期はゴックンと飲み込む練習期間です。量にこだわらず、出したりなめたりするだけでも良いので食べ物に慣れることを目的にしましょう。家族が食べたり飲んだりする様子を見せると良い刺激になります。お腹が空くリズムを持てるように、遊びと食事、睡眠のメリハリをつけると良いですよ。

離乳食を2回食に進めたいのですが、どの時間帯に設定したらよいですか。

親御さんの気持ちと時間に余裕があり、赤ちゃんの機嫌がよい時であれば何時でも良いです。ただし、午前に1回、午後に1回といったようにある程度の間隔をあけましょう。離乳食を始めた時と同じように授乳時間に合わせても良いですね。
食事時間の他、授乳時間や入浴、就寝時間などを毎日同じような時間帯に設定すると赤ちゃんの空腹リズムが定着し、離乳食を進めやすいですよ。

2回食(3回食)に進めたら食べなくなりました。

食べてくれないと不安になりますよね。考えられる理由はいくつかあります。

  1. 生活リズム
    離乳食と授乳の時間を決めて、お腹が空くリズムを持てるようにしましょう。起きている時間は遊ばせて、活動と食事のメリハリをつけてみることも良いです。
  2. 食形態が合っているかどうか
    成長とともにペースト食だけでは物足りなくなるので、軟らかくゆでたら潰し加減は緩くするなど固さや大きさを調整してみましょう。
  3. 母乳やミルクでお腹がいっぱいになっている可能性
    日中は離乳食を優先し、食べ終えた直後に補助する役割で授乳しましょう。また、夜間授乳も頻回で量が多いと朝にお腹が空いておらず離乳食を食べないこともあります。泣いているからといってすぐに授乳するのではなく抱き上げてあやすなどし、授乳間隔を調整しましょう。

食べ具合には個人差があり、変化しやすい時期です。食べないものを特定せず、様々な食品を試し、無理に食べさせようと気負いすぎないことが大切です。

8か月になりますが、とろみはいつまでつけると良いですか。

離乳食が順調に進んでおり、ゴックンと飲み込めるようになっていればすべてにとろみをつけなくても大丈夫です。豆腐や柔らかく煮た野菜などはとろみをつけず、舌や歯茎でつぶして飲み込む練習にしましょう。肉や魚などのぱさぱさして食べにくそうなものは水分を増やしたりとろみをつけてあげると良いですね。

肉や魚など特定の食品を食べさせると口から吐き出します。

ぱさぱさしていたり、硬くて飲み込みにくかったりすると口から出してしまうことがあります。とろみを付けたり、サイズを小さくしたりしてみてはどうでしょうか。

食器や調理器具はいつまで消毒したらよいですか。

何か月ごろまでといった決まった期間はありません。気になる場合は消毒を続けても良いですが、まずはよく洗って、しっかり乾かし、衛生的に保つことが大切です。特にすりつぶしに使った調理器具などは溝に食べ物が残りやすいので注意しましょう。

アレルギーが心配で、卵はまだ食べさせたくありません。

食品を与える時期を遅らせてもアレルギーの発症の有無に影響しないことが分かっています。卵は完全に火を通した卵黄を、ごく少量食べさせます。特に心配な場合は、病院を受診しやすい平日の午前中に食べさせましょう。

離乳食の進みが周りの子よりも遅い気がします。発達が心配です。

離乳食の進み方には個人差があるので、焦らずともお子さんのペースで進めて大丈夫です。

保育園ではよく食べるのに、家ではご飯を食べず自信がなくなりそうです。

いろいろなものに興味を持つ年齢です。親御さんの準備した食事内容というよりも、食事に集中できる時間設定や環境を作ることが大切です。食卓の上は片付け、赤ちゃんの興味を引くようなものは視界に入らないようにしましょう。食事の時間にお腹が空いているためには、他の食事の時間との間隔や活動時間、おやつの時間や量などの与え方が関係します。1日のスケジュールを整理してみるのも良いでしょう。また、大人が座って美味しそうに食べる姿を見せたり、食べたくなる(興味を持つ)声掛けをしたりすることも効果的です。
お家での離乳食のポイント

1歳になりますが、フォローアップミルクを飲ませても良いですか。

離乳食の食べ具合はどうでしょうか?お子さんの食事状況によってフォローアップミルクの必要性は異なり、必ず飲ませなければいけない、ということはありません。
フォローアップミルクは、成分としては牛乳に近く、牛乳には少ない鉄やビタミンDなどを含み、過剰になりがちなたんぱく質やミネラルを減らしています。そのため、離乳食を食べない、食べる食品が偏っているなどで鉄不足や栄養不足が気になる場合は、離乳食の補助として活用することができます。1歳頃ではむし歯予防のために哺乳びんではなくストローやコップ飲みが望ましいです。
一般に育児用ミルクには十分な量の鉄が含まれているので、フォローアップミルクを併用する必要はありません。お子さんの栄養状態が不安な場合は下記連絡先へご相談ください。

離乳食をあまり食べず、母乳ばかり飲む子だったため10か月頃からフォローアップミルクを飲ませています。1歳になり食事を食べるようになりましたが、フォローアップミルクはいつまで飲ませたらよいですか。

母乳は育児用ミルクと比べて鉄の量が少ないため、フォローアップミルクを上手に活用していたのですね。食事から栄養を摂れるようになったということで、牛乳に切り替えてはどうでしょうか。牛乳にはカルシウムやたんぱく質が多く、1歳を過ぎていれば飲むことができます。
フォローアップミルクが残っている場合は、ミルク粥やミルク煮などの離乳食の材料として使うことができますよ。

湯沢市の保護者の方への栄養支援

乳幼児健診時に栄養士が授乳や離乳食、幼児食のポイントをお話しします。離乳食の支援では初期と後期に分け、栄養士の講話と調理の簡単な実技を含む離乳食教室を実施しています。
その他、電話や面談での相談も随時行っています。不安なことがありましたらお気軽にご連絡ください。